高知県立高知追手前高校の校則を読む(1)

 高知追手前高校の校則を、改訂「生徒指導提要」の観点からチェックしてみましょう。
 高知追手前高校の校則として開示された文書は、「9 生徒心得」「10 服装規定」から成ります。
 まず驚いたのは、「9 生徒心得」の中の下記記述です。


2 規律

(6)下記の法律で禁止されている行為、禁止されている場所への出入りは認めない。

 競輪、競馬、パチンコ、麻雀荘、カラオケボックス、ビリヤード、ゲームセンター、未成年者禁止映画、不健全な場所への出入り、飲酒、喫煙、不正行為、暴力行為、公共物の破損、とばく、窃盗、 怠学、刃物等危険物の所持。


 新入生が真面目にこの校則を読めば、これからの高校生活に不安を覚えるのではないでしょうか。「法律で禁止されている行為、禁止されている場所への出入り」を、敢えて校則で禁ずる「教育的意義」はどこにあるのでしょう。
 また、カラオケボックス、ビリヤード、ゲームセンター等は「(法律で)禁止されている場所」ではないはずです。
 「その意義を適切に説明できないような校則について」の見直しを求める「生徒指導提要」からすれば、真っ先に見直されるべき記述ではないでしょうか。

高知の「校則」を公開します。

全国的に「校則見直し」の動きが進んでいますが、高知の校則はどうでしょう。 私たちはその事をみなさんと一緒に考えていきたいと考え、 県内の校則を集め、公開することにしました。 みなさんの校則に関するご意見をお寄せ下さい。 いただいたご意見をBLOGで紹介しながら、 みなさんと一緒に校則のあるべき姿を考えていきたいと思います。

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