高知県立高知追手前高校の校則を読む(4)

 今回は、「5.諸届」「6.交友」「7.食堂の利用」を見たいと思います。

5.諸届

(1)休日等に校舎を使用する時は、事前に「施設使用許可願」 を生徒指導部に提出し、 使用許可を得ること。

(2)緊急やむを得ない理由により外出する時は、ホーム担任に、ホーム担任が不在の場合は副担任もしくは生徒指導部へ申し出て、「外出・早退許可証」を持つこと。

(3)持ち物が盗難・紛失にあった時は、ホーム担任および生徒指導部に申し出て、「盗難・紛失届」を提出すること。

(4) ガラス等を破損した時は、速やかに生徒指導部に申し出て、「施設備品等破損届」を提出すること。

6.交友

(1) 互いに信義を重んじ、励ましあって人格・教養の向上に努めること。

(2)人間平等の精神にたって、互いに人格を認めあい、 その美点を学びあうこと。

7.食堂の利用

(1) 食堂を利用する時間は昼休みの時間とする。ただし、食堂の売店は3時限後の休み時間も利用できる。

(2)使用後の食器は所定の場所に置き、紙屑・塵は塵箱に入れること。


 「5.諸届」に関して、この4項目が果たして厳格に運用されているのか疑問です。逆になぜこの4項目だけが記載されているのかも不明です。
 よもや「地毛証明」等の「届」はないでしょうね…。


 「6.交友」-高邁な理想は理解しますが、果たして校則として規定すべき事でしょうか。

 「7.食堂の利用」が、高邁な理想に続くところが不思議です。


 毎回「いちゃもん」をつけているようで恐縮ですが、「校則」の現状は、やはり社会の常識とずれているように感じます。

高知の「校則」を公開します。

全国的に「校則見直し」の動きが進んでいますが、高知の校則はどうでしょう。 私たちはその事をみなさんと一緒に考えていきたいと考え、 県内の校則を集め、公開することにしました。 みなさんの校則に関するご意見をお寄せ下さい。 いただいたご意見をBLOGで紹介しながら、 みなさんと一緒に校則のあるべき姿を考えていきたいと思います。

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